城中電鉄 

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城中電鉄の車両の色について

 こんにちは。城中東桜高校鉄道研究会です。私たちの高校の地元には城中電鉄が走っているのですが、ステンレス車両なのに塗装がしてあることなど、車両の色について多くの謎があります。そこで、今日は車庫公開ということで担当者と話す機会ができましたので、じゃんじゃん聞いてみたいと思います。
こんにちは。本日はよろしくおねがいします
こちらこそよろしくおねがいします
城中電鉄の車両って600形や700形のようなステンレス車にも塗装がしてありますよね。あれはどういった理由なのでしょう?
いい質問です。確かにステンレス車の一番の利点は塗装をしなくてもいいことです。塗装を省くだけで全般検査の期間が短くなり効率化できます。ステンレス車に塗装をしてあるのは江ノ島電鉄さんと南海電鉄さんとウチくらいのもんです。ただ、少しでも手間がかからないようにクリーム色一色塗りで帯はテープにしてあるんですけどね。いずれにしても塗装するというのには変わりありませんけどね
それなのにあえて塗装がしてあるんですね
理由は2つあります。1つは現場からの苦情ですね。「塗装工の仕事をなくしてどうするんだ」という苦情が本社に寄せられました。「露出狂か」「車両を動かさないぞ」など、それはそれは山のように苦情が来ました
大変だったんですね… それではもう一つの理由とは何だったのですか?
もう1つは色による認識ですね。「クリーム色と赤だと城中電鉄の車両だ」と認識できるようにというのが大きいですね
…認識、ですか
城中電鉄の前身が城中軌道だというのは知っていると思いますが、当時の車両の色がちょうど100形と同じ色だったんですね。それを100形に継承したのです。おじいさんやおばあさんが孫に「昔はここを電車が走ってたんだよ」と語ってもらい、それで鉄道に興味を持ってもらえたらいいな、とそういう理由です
なるほど。小さいときの想いというのは重要ですからね。それでは、当時の路面電車がこの2色になった理由は何なんでしょう?
表向きは「城中というまちに鉄道を走らせるという情熱を持っている、すなわち城電は城中における公共交通という役割を果たしている」という理由がなのですが、実のところは塗装担当者の趣味です

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